むくみを防いで、毎日スッキリ!
夕方になったら、足がむくんでパンパン・・・といった経験の方も多いのではないでしょうか?
脚にむくみのある全国の女性1000人に調査したところ、約半数が脚のむくみ持ちで、脚のむくみ対策への満足している人は4割以下でした。
一方で、脚のむくみを病気と疑ったひとは、約1割と、きわめて少ないことがわかりました。
足がむくんだり、顔のむくみは、女性にとっては、悩みのひとつ。
また、大きな病気が原因で、むくんでいる可能性もあります。
原因や解消法をしっかり理解して、すっきりむくみ知らずの生活にしましょう。
「むくみ」とは、顔や手足などに、余計な水分がたまり腫れたようになる症状。
医学的には、浮腫(ふしゅ)といい、診断方法は、脚のすねの部分を指で押し、その痕が残るかどうか、で判断します。
もちろん、それはかなりのむくみであって,
「夕方になったら、靴がきつくなった」
「お酒を飲んだ次の日は、なんだか顔がむくんでいる」
というのも、むくみの現象です。
体の中で、もっともむくみが起こりやすいのが脚。
立ち仕事の方や、デスクワークであまり体を動かさず、同じ姿勢を続けている方に多くみられます。
心臓から遠く、血液の流れが悪くなりやすいことや、重力の関係で、一番下にある脚に溜まりやすいのです。
また、同じ姿勢を続けるので、脚の血液やリンパ液の循環が悪くなり、停滞してしまうことも、むくみを引き起こしています。
ほかにも、
睡眠不足のとき |
睡眠不足により、心臓の働きが低下し、 |
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中高年の方で、 脚の筋力が低下した場合 |
脚の筋肉は、血液を心臓に戻す働きをしています。 |
大抵のむくみは、一晩寝ると治るので、あまり心配はいりませんが、
ほかの病気が原因で、むくみの症状が出ていることもあります。
心臓に問題がある |
血液が、全身をうまく巡ることができないので、 むくみのほかに、息切れや動悸の症状もあらわれます。 |
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腎臓に問題がある |
腎臓は、血液をろ過して、いらない成分で尿を作ります。 |
肝臓に問題がある |
肝硬変を起こすと、全身にむくみが出ることがあります。 |
下肢静脈瘤 (かしじょうみゃくりゅう) |
脚の静脈にある弁に障害が起こり、血液が脚にたまる病気。 |
むくみ以外にも、症状があったり、なかなかむくみが続く場合には、注意が必要です。
さて、むくみ予防・解消には、食事やケアが大切です。
ずっと同じ姿勢のお仕事の場合は、1時間ごとに、姿勢を変えたり、なにかしらで動くようにしましょう。
たとえば、物を取りに行く、トイレに行く、お茶を入れに行く、など、簡単なもので大丈夫です。
歩いて脚の筋肉を使うと、脚の筋肉のポンプ作用で、血が良く巡るようになります。
むくみ防止のソックスも売られていますので、それを利用するのも効果があります。
また、寝る前にマッサージで血流を良くしてあげること、
寝る時は、クッションなどで足を少し高くして寝るだけでも、効果があります。
日頃から、ウォーキングなど適度な運動をして、血液の流れを良くしてあげましょう。
アルコールを飲んだ時のむくみは、次の日に、スポーツ飲料などを飲み、早めにアルコールを体外に出してあげましょう。
お酒によるむくみは、「血管内脱水」といって、血管中には水分が少なく、血管の外に
水分が染み出てしまう状態になることから、むくみが引き起こされています。
そのため、脱水症状を改善してあげることが大事です。
食事でも、だいぶむくみ対策ができます。
塩分の取り過ぎに 注意する |
インスタント食品、スナック菓子、お漬物などはかなり塩分が多いので、 控えめにしましょう。 |
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ビタミン・ミネラルが 豊富な食べ物を摂る |
特にカリウムは、水分を排出する作用があります。 |
塩分控えめにするために、インスタント食品などを控えたとしても、日本人の食生活で、やはりかなりの塩分を摂ってしまいます。
カリウムは、ナトリウム(塩分)の排泄を促してくれるので、むくみ予防以外にも、高血圧予防にもなります。
野菜やフルーツには、カリウムが豊富なので、ぜひ毎日摂るように心がけたいですね。 もちろん、毎日続けるのが難しい場合は、青汁で摂るのもおススメです。
青汁の原料は、緑黄色野菜のケールなどが使われています。
ビタミン・ミネラルはもちろん、むくみ予防に効果的なカリウムも豊富に
含まれています。
一日だけではなく、毎日の食事でむくみケアをすることが大切。
手軽に摂れる青汁を味方につけて、毎日、ストレスなく続けて、スッキリむくみ知らずの生活をしましょう。